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2009年3月31日火曜日

続・桜の花、舞い上がる道を日記

今日の井の頭公園の桜は昨日より元気がなく、しょんぼりしている感じがしたんだ。


「どした?なんか嫌なことでもあったか?」

「なんだ、お前また来たんかぁ?大きなお世話だよ。
そんな顔のお前に心配されたくねーよ。」

「…。だってよ。今日は昼間暖かかったから昨日より咲いてると思ったからさ…なのにさ…」

「…人の心配してる余裕あんのかよ。俺達はみんなが楽しそうに俺達を見てくれて毎日嬉しいのさ。みんな楽しそーだしよ。みんな綺麗だって言ってくれるしよ。
おまえも、たまには楽しそうに俺を見て欲しいよなぁ。。…あ、、わりぃ。。」

「ふっ、…いいよいいよ。」

「ははっ、わりぃわりぃ。たださ…見てくれよこれ…。」

「…。ひどいな…すぐそこにゴミ箱もあんのになぁ。…ごめんなぁ、なんか…」

「別におまえが謝ることねーだろ!やめろよ!お前が捨てたわけじゃねーのに!」

「いや、俺が捨てたようなもんだよ…ごめんなぁ、…でもな、悪いやつばっかじゃないんだぜ!!…そりゃあ中には心ないやつもいるけどよ…でも、俺のまわりはいい奴ばっかでさっ!!昨日もさっ…そうだ!友達!連れてくるよ!!あいつらだったら笑いながら一緒にゴミ拾ったりしちゃうぜ!な!?」

「…そっかぁ、会ってみたいな。きっと楽しいだろうな。でも、いいよ。わかってる。俺になんて会いにこないでいいから、そいつら…大切にしろよ?」






お気に入りのベンチ。

「こなら」の木の下のベンチ。


学識名「こなら」

ぶな科 落葉・互生系植物
雄花-黄褐色
雌花-黄緑色
(4月から6月)

実-茶褐色
(10月から11月)

と書いてある札の前のベンチ。


昨日と同じベンチで
昨日と同じ缶コーヒーで
昨日と同じ猫がいて
昨日と同じ事を考えて
昨日と同じ歌を歌う


何も起こらないよ

やっぱし何もわからないよ



「なぁ…明日はどうかな?なんかわかるかなぁ?お前ならどう思う?」

「…うーん。俺にもわかんねーけど。とりあえず明日も来いよ…
あんまし俺ん所ばっかし来るのもどうかと思うけど…今週中くらいは俺もお前に見てほしいしよ…花が散ったら、どうせ誰も俺の事なんて気にしねーんだ…」

「…。うん。また明日も来るよ。おまえが緑になっても俺はお前だってちゃんとわかるぜ!なっ?明日も来るから!

ありがとなっ。またなっ」




普通の日々よ。

どよめきも無く。

後悔も悲しみも、飲み込んでしまう日々よ。




あとがき

ということで、先日歌舞伎町のプッシャーから買った「想像力」という名のカプセルを飲んだせいで、動植物の声が聞こえる能力に目覚めたようです…

今朝、カラスが

「まだ、寒みーなぁ…」

「まぁ不景気やし…」

「そやなぁ…」

って会話してました。

一応

「なんでやねん…」

って突っ込んどきました



これは嘘じゃないよ。

じゃ

おやすみ

そして

お休み


愛を込めて

2009年3月30日月曜日

真・桜の花、舞い上がる道を日記編




Baby。夜の静寂(しじま)、車の影、通る電車。

悲しい訳もない俺が、井の頭公園で、静かに歌ってた。

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今日もいつものように働き、
いつもより少しはやい0時きっかりに仕事を終え、
いつものように自転車を走らせる。俺。
いつもの道をいつものように帰ろうと思ったんだ。
だが、「やめておけば良いのに、、」という気持ちは、時に僕たちの背中を押す役目にもなり得るわけで。

俺の足は、真夜中の井の頭公園へ向かったのだ。
「やめておけば良いのに、、」という気持ちは、時に僕たちの言い訳にもなり得る訳で。

でもやめておけばよかったな。本当に。


それがどうした?

どうもしないよ。


ただ、懸けていたんだ。色々な思いを。今年の桜に。

(←ここでいう「今年の」という表現は適切ではない。この桜はずっとここにいるのだ。花が散っても、夏も緑の葉を携えているのだから。)

桜はわかりやすくていい。
その四季折々の模様や、前向きな佇まいは、俺たちの生き方(希望)そのものだ。
枯れてもまた咲こう。
傷ついたけど再び笑おう。
諦めてたけどまたがんばろう。と。
(←別に俺自身がそういうスタンスでいる訳じゃない。)

だから皆「さくら」をモチーフにした歌を歌うのだと思う。
(←決して「さくら」の歌を歌えば売れるだろう。という安易な考えではないと俺は思う。否、思いたい。)


悲しい訳もない俺は、今日まで『桜の花、舞い上がる道をお前と歩いていく。』と何百回口ずさんだだろうか?

そして今夜の井の頭公園で何がしたかったのだろうか?


ただ漠然と「桜が咲いたら何かわかる気がする。んだ。」と思い。
この一年、息も切らさず走り抜けてきた。


だが結局。
答えみたいなもんは何一つ出てこなかった。



悲しい訳もない俺から出たのは、

少しの涙と缶コーヒーの120円だけ。

(本当は少しわかりかけた気がしたのだが、言わない。本当にそうなのかわからないから。君はどう思うかな。と思ったんだ。)






あぁ明日もまた普通に始まる。

普通の日々よ。

あぁ素晴らしい普通の日々よ。


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Baby 今日が終わる。外は少し星がでてる。

風のように、空のように、あなたを想った。


Baby 用意された舞台へまた出かけてゆく。

悲しい訳もない俺は、静かに歩いてた。


胸の奥にしまってばかりの臆病な俺は、
心の中いつも描いてた、街を、人を、時を、すべてを思い出そう。


Baby 幕が上がる。

俺はきっと、普通の日々からあなたを想って うたをうたおう。







っていうのは全部嘘です。

2009年3月23日月曜日

Beyoud The World日記




雀の鳴き声が風のぬるさのせいで前ほどひびかなくなって、

四月の風とゆるい日差し浴びながら、アスファルトの上を歩いてく俺がいた。

前を見ても振り返っても、行き場探しの堂々巡り。

しなやかに揺れる鳥の向こうの木々の緑がまぶしい。

俺の明日はどこだろう?

足下に咲く小さい花か?それとも、、


半分マジで雑誌の占いを覗けば、俺の近い未来は上昇気流で。

右を見ても左見ても、幸せ探しの堂々巡り。

しなやかに感じる、春の風、木々の彩りが焦らせる。

俺の明日はどこだろう?

あの鳥が舞う、あの大空か?それとも、、


毎日どこかで必ず空を仰ぐ俺がいて。

そんな事言うと、
「本当はそんな事考えてないでしょ?」って思う人がいて。



『あぁ。君はこんな僕の話をきっと真剣に聞いてくれたりするんだろうな。。』



朝っぱらの渋谷で俺はまた空見てたのさ。

青すぎて馬鹿に目に染みたぜ。

何も起こらない。

何も変わらねぇ。俺。


真夜中の吉祥寺で俺は自転車を止めた。

闇の向こうに月が見えたとき涙が出たぜ。

何も起こらない。

何も変わらねぇ。俺。



『あぁ。君はこんな一日の思いを笑ってくれるんだろうな。。』


なんつって。



「ねぇ、どうしたのかな?大人達みんな何を探してるの?」

「…さぁこの手に、お乗りよ。泣かないで。悲しくて、辛い目にあったのね?」

「ねぇ、どうしたのかな?大人達みんな何を探してるの?」

「…もう誰もね、もういないよ貴方だけ。さぁこの手でお眠り、安らかに。」

「ねぇ、どうしたのかな?大人達みんな何を探してるの?」

「…もう貴方は、そう、平気よ。大丈夫。もう行きなさい。」


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そうか、俺は思い出した。たった一つだけ思い出した。
「愛」という言葉が今、俺の全身を走っていく。
俺はやらなきゃならない。俺は生きなきゃならない。

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「ねぇ、どうしたのかな?大人達みんな何を探してるの?」


「あぁ。…内緒だけどね、大人達みんな愛を探してるの。」



あとがき

昨日また「愛する人はいますか?」と誰かに聞かれました。
別にエホバの勧誘の人ではないのだが。
どう答えたのかは忘れたけど、とりあえず切ない気持ちになりました。

あぁ どうしたもんかねぇ。

ねぇ?

レミレドレドシドシソ〜 レミレドレドシドシソ〜

ララララ〜ラララ〜ラララ〜 って

なぁ?

2009年3月3日火曜日

「そんなこたねぇか。」日記

あたりまえに過ぎゆく毎日に、恐れるものなど何も無かった。

本当はこれで。そう、本当はこのままで。何もかも素晴らしいのに。


「神様、どうか僕の上に強き光を投げてください。」


また、何時間かしたらいつもと同じ幕が上がり。

街や人がいつものように動き出す。雨だったら傘を持ってさ。

蟻のように上手に順番を待ち。いざ合図!となれば我先に我先に!と餓鬼のように電車に乗り込み。他者より上へ。他者より先へ。

結果はそんなに変わらないのに。
あぁ、絶望の表情でつり革を握る中年達よ。どうか強くあってくれ。

当然、私自身は悲しい事なんて無く。あぁ昨日もこの車両だったな。くらいのものなのだ。

ガタゴトガタゴト。ガタゴトガタゴト。(…どこへ向かっているのだろう。なんちゃって…)

ユラユラ。悶々。ユラユラ。悶々。(…頭がボケボケする。あぁ梅がきれいだ。今朝の薬が少し強すぎたのだろうか。そうだ、会社に着いたら桜の開花予定日を見よう。。)


久我山の辺りで見えたあの梅の花も、
あの日の貴方の優しい言葉も全部、、幻… そんなこたねぇか。


許されるのなら、迎えにいくよ。きっと人ごみの中。
許されるのなら、馬鹿らしいこの悲しみと小さき男の焦燥を、
許されるのなら、君の両手に桜の花と共に届けに行きたいものだ。

悲しみをピンク色に変えて。

桜の花が舞い上がる道を。。



いつもの渋谷がいつもよりすこしだけ鮮やかに見えたのも全部、幻…

そんなこたねぇか。



本当はこれで。そう、本当はこのままで。何もかも素晴らしいのに。


そう、思った気がしたんだが。

それも幻…

そんな、こたねぇか…