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2009年6月29日月曜日

エルパソに咲く君、ヤシの木は俺日記

東京中の電氣を消して夜空を見上げてぇな。

かわいがつてる 「ぶざまな魂」さらしてみてえんだ

仕事づけタバコづけ、こんな感じで一日終わつちまふ。

明日 飛び立つために 今日は寢てしまふ。


電車の窓にうつる俺の顏。

幸せでも不幸でもなかつた。

くちびるから宇宙。流れてく日々に。本當の俺を見つけてぇんだ。

ありふれたメロディー。
ぬけられぬセオリー。
カバンにつめこんで。


「おい、あいつなんかデッカい事やらうとしてるぜ?」


東京中の電氣を消して夜空を見上げてぇな。

お祭りの日を待つ子供の樣に、待ちつゞける俺を笑ひてぇんだ。

最高のメロディー。
終われねえストーリー。
五感にしみこんで。



亂立する文明のはざまを一笑、一蹴、編集、哀愁。

亂立する欲望のはざまを一笑、一蹴、編集、哀愁。

亂立する渇望のはざまを一笑、一蹴、編集、哀愁。



ねぐらへ歸ればいつもの部屋で眠る。

月の光、窓から刺す部屋で眠る。



昭和の魂。ふたコブらくだの顎髭。ツバメ服の占い師。オレンジ色の雪。
大正ロマンチカ。緑のビール。吉祥寺エレジー。ドストエフスキー。
『君は、いつもこんな風にスルの?』リメインダーズ・オブ・ザ・クローバー。太陽の下の往来。隠せない明日。
繰り返す朝日。遅れてきた文学青年。あの日のタクシー。
ポリエステルと洗剤の泡が溶けて混ざった時の気持ち。テニスコート。
私に唾を吐かせないで。ボッティチェリ作「春」。突き刺す雨。
綾波レイ。メロンソーダとチリドッグ。そいつがあれば生きていけると。

餌を探してる猫の眼を見た。



「エルパソに咲く花も、ヤシの木をみてないと泣いたりするんだろうね?僕はそう思うんだけど?君はどう思う?」



パステルよりも油絵の具で塗りたいのは重なるから。
重ねる度に立体化していくキャンパスは、
その目的が着色であった事すらも忘れさせる。
えてして乾きにくい血液のように下書きを隠し。
えてして俺の才能のようにアベレージ。

流れ星は野蛮人の祈り。ロリータ。ギャルソン。バーズアイ。ブラックソーダコカコーラ。あの子の声がグルーブマスターで。

『音なんか無くても彼女は流れる長い手足で踊った。』

こんな残酷な日。白昼夢。キャナビスが揺れた瞬間に。散弾銃。
それがなぜかかわいくて。真空管。マーシャルのにおい。
美しく生きたい。せめて人間らしく。がむしゃらなんて。
息が詰まるのは忘れられないから。

綾波レイ。


『人生なんてモノはボブスレーに乗りながら、俳句を考えているみたいなものだ。ゴールするかコースアウトする前に一句でも思い浮かべばたとえ字余りでもまずまずの成功と考えていい。』


ほざいたのは誰だ?


『量子力学が正しければ世界は狂っている。』
アインシュタインはそう語った。

そう、アインシュタインの量子力学もこの言葉も正しかった。

世界は狂っている。

優しさだけじゃ人は愛せないから慰めてあげられらないのと同じ。



何故だろう、涙がこぼるる。



いつか通った通りを辿り来た気がする。

「いいのかい?」なんてさ。
「いいのかい?」なんてさ。

あと百年を生き長らえても。

今のこのオレを抜けられやしまい。

例えば、あと五分しか生きられないなら、

今のこの俺を超えられるというの?


いつか通った通りを辿り来ただけなのかい?

「いいのかい?」なんてさ。

「死ぬのかい? オレは...」



東京中の電氣を消して夜空を見上げてぇな。

終われねえストーリー。


「エルパソに咲く花も、ヤシの木をみてないと泣いたりするんだろうね?僕はそう思うんだけど? 君は…  」




扉の向こう。

見えず。

夜。男。27歳。

2009年6月15日月曜日

遺言とピザとボッティチェリと男の道日記

今からしばらくまたJAPANにいません。

電話とかしないで下さい。高くつくから。
メールは入るの?わかんないや

もしか死んじゃったりして帰ってこれなかったらみんなでこの日記を本にして出版してください。

あとは…

特にないです。

僕がいないほうがはるかに幸せであろう君の人生のために。

愛を込めて。

したらば。

(…デジャブ)

あ…

ただの出張です。

またイタリアです。



「もう朝か…」

「あんだよ、馬鹿野郎。」

「少し靄がたってる。」


(満たされないまま、引きずり回して歩け。)


「おい俺。オマエいったい何処行くの?」

「俺かい?俺は燃え上がれる日を待っている。」

(とりあえず這いつくばって、ただならぬ気配漂わせて前に進め。)

いつでもそうさ。
夢ってやつを見つけた気になって、ごまかして笑った。

胸の奥にある古傷に染みるぜ。

涙を酒で割って、一人で飲み干してもナンセンス。

眺めてる。いつもの井の頭線で。

何度も何度も繰り返してきた。

サヨナラ。

選ばなかった道など、
なかったのと同じ。

俺の道。男の道。桜の道。

輝く為、傷つき。

再び男。春。

誇れるものが今は無くともいい。

心に水を少しかけてやればいい。



「さぁ…行くかぁ。」

2009年6月1日月曜日

「これは俺からの贈り物だよ。」って言えたら日





どうすれば俺たちは強く踏み出せるのだろう?

揺れる心のままで何を言えるというの?

向き合えば切なく。振り返れば眩しく。

気に入った場所を探し。何度も探したどり着いた。
でもやっぱり飽き足らない。 

気に入った白いシャツを探し。
何年も探し続けているが、未だ見つからず。

どこにでもあるのにどこにもねぇ。簡単なはずなのに。

過ぎ行く日々。
俺の生活。
浮き世の夢。
魂の調べ。

突き刺す雨。
俺の大嫌いな中央線で、阿佐ヶ谷と高円寺の真ん中くらいで、
雨が途切れる場所を見た。五月。梅雨。27歳。愚男。やせ型。

イヤホンからは
「君に好きな人がいたら悲しいけどぉ、君を想うことがぁそれだけが僕のすべてなのさぁ。」だとよ。

(…まったくだ。)

オレの信頼裏切る27年は今や停滞と瞑想と自己内爆発が売りなのさ。
自ら墜ちてゆく我が身を見うると云ふ好条件でござい〼。

いや。俺はゐたつて冷靜さ。

どうやら体力も落ちてゆく俺は。
やさしさと悲しみやと飼ひ殺しの欝屈を溜めたこの病に犯されてゐるのだ。

毎晩、キミのことを想って。さらに深く侵攻する。
「うわぁ…逢いてぇ〜。。」と目覚めるんだ。
とても恥ずかしい。
そしてさらにスピードを増し侵攻する。
第11使徒のイロウルのように。なんとかインフルエンザの如く。
侵攻する。進行する。信仰する。深交したい。

夢で逢えたキミは、少し髪の色が明るくなっていて。
俺は「キレイだな。」って思ったのさ。
別に髪に惚れた訳じゃないけど。

いや。俺はゐたつて冷靜さ。






これは遠い昔からの物語。


風に誘われて、キミと歩き。

ちょっとした季節の色と心地良い風なんかを感じて。

「これは俺からの贈り物だよ。」って言えたら。

そよぐ木々と俺とキミと。いつもどおりの毎日と。

そんなので良いのです。俺はそんなんで良いのです。


あの日から時間が止まっていて、止めてしまって。

焦げついちまった心を震わせて空を見上げた時。

いつもキミを感じていた。(…答えなんてきっと簡単なのに。)

しかしこの過ぎ行く日々から抜けられずにいた。




『だけど分かり始めたんだ。繰り返される「この物語」の意味を。』




そうだ。もう一度はじめよう。




春夏秋冬、彩る光を心に全部集めたら。

ここから始まり!!のグラデーション。

新しい季節へキミと。


なんつって。


愛を込めて。